日本材料学会 腐食防食部門委員会

225回 例会

日 時2002319() 13:0016:00

場 所:日本材料学会本部 3F会議室(行き方)

京都市左京区吉田泉殿町1-101 Tel075-761-5321

主 題「放射光の材料・腐食研究への応用」

材料機能はそれを構成する元素や構造に支配され、最近では、構造用材料においても、ごく微細な欠陥、不純物、原子配列の乱れが制御されるべき項目となりつつあり、これらを如何に正確に評価出来るかが機能創製のカギといっても過言でない。こうした要求に応える新しい分析ツールの一つとして、高輝度で波長範囲が広く、指向性、安定性などに優れた人工光である放射光の利用が期待されている。中でも、最近、兵庫県西播磨にて稼働を開始したSPring-8は、世界最高の性能を持つ大型放射光施設であり、学術面だけでなく実用面への応用研究も進められている。和歌山市の急性砒素中毒の一件は、従来の水準をはるかに越えた超微量分析が放射光により可能となったことを示す好例である。本例会では、放射光の特徴について概説するとともに、構造材料の環境脆化や生成さび解析などの材料・腐食分野での放射光応用事例を紹介する。

− プログラム −

<司会 (株)神戸製鋼所 中山武典>

1.放射光利用の基礎と材料開発への応用                            姫路工業大学 椿野晴繁                          13:3014:20

 放射光とは何か、これを使えば何が出来るのかなどの放射光の原理を説明するとともに、大型放射光施設であるSPring-8とそれに併設されている中型放射光施設であるニュースバルを中心に、放射光の材料開発への利用技術、応用例を紹介する。

休 憩                                                                             14:2014:30

<司会 住友金属工業(株) 樽谷芳男>

2.放射光の鉄鋼の腐食研究への応用                               姫路工業大学 山下正人                         14:3015:15

 SPring-8を利用した斜入角X線回折法による鉄合金薄膜の液膜腐食生成物の解析やX線吸収微細構造法(XAFS)を利用した耐侯性鋼の安定さびの局所構造の解析など、講演者が最近試みている放射光の鉄鋼腐食研究への利用研究事例を紹介する。

3.放射光の構造材料の環境脆化研究への応用                         (株)神戸製鋼所 中山武典                    15:1516:00

 講演者らが最近試みているSPring-8による高感度X線イメージング法による構造材料の環境脆化割れのその場観察事例を紹介する。X線吸収微細構造法(XAFS)による人工合成さびの解析事例についても触れる。

(協賛)腐食防食協会、日本金属学会、日本鉄鋼協会、日本防錆技術協会、電気化学会、表面技術協会、土木学会、日本建築協会、日本鋼構造協会、高輝度光科学研究センター

日本材料学会腐食防食部門委員会会員以外の方には参加費(10,000円、資料代含む)を戴きます。

【申込先】〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町1-101

                   (社)日本材料学会

TEL: 075-761-5321FAX: 075-761-5325E-mail: jimu@jsms.or.jp

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