日本材料学会 腐食防食部門委員会 第228回 例会

日 時:2002年9月11日(水) 10:00〜16:00
場 所:たかつガーデン 3F 白寿 (アクセス)
     大阪市天王寺区東高津7-11
     Tel:06-6768-3911

主 題:「最近のプラント材料」
 近年、化学工業やごみ発電などに代表される各種プラントにおいては、使用環境が苛酷化する一方で、設備の長寿命化が指向されており、腐食防食対策の重要性が増している。こうした背景から、過酷な環境に耐える高耐食材料の開発が進められており、プラントへの適用がはかられている。本例会では、こうした最近のプラント材料とその適用例について、使用上の注意点も含めて、それぞれの開発メーカより紹介いただき、自由な討論を行う。それにより、既存材料も含めた環境別の上手な材料の使い方を学びたい。

− プログラム −

<司会 木村化工機(株) 関 紀繁

10:00〜10:40

1. 耐コーキング性能、耐腐食性能に優れた大同PPT管
大同特殊鋼(株) 冷水孝夫
 エチレン製造工程では、反応管内面に堆積したコーク除去が課題であり、その耐コーキング性改善のため、特殊肉盛溶接法を用いて遠心鋳造管内面に高Cr層を創製した二重構造のエチレン反応管(PPT管)を開発。実プラントへの適用結果は良好であり、その他石油化学反応装置の耐窒素腐食性などにも適用される。

10:40〜11:20
2. 耐食性フェノール樹脂FRP
昭和高分子(株) 真清 武 
 低温、低圧成形が可能なフェノール樹脂を開発し、従来のFRP成形技術を適用可能とした。これより、高難燃性、耐熱性、耐薬品性の特徴を有するフェノール樹脂の各種耐食用途への展開が期待される。

<司会 (株)神戸製鋼所 中山武典>

13:00〜13:40
3. 超耐食Ni基合金MAT21合金の特徴と性能
三菱マテリアル(株) 小林 徹
 硫酸露点腐食や高塩化物環境などで優位性を発揮するNi-Cr-Mo-Ta系の標記新耐食合金の特徴と適用事例を紹介するとともに、他合金への溶接用材料への適用を提案する。

13:40〜14:20
4. 高濃度塩化物用スーパーステンレス鋼NAS254N、NAS354N
日本冶金工業(株) 小林 裕
 海洋・化学・製塩プラント・食品などの高塩化物環境用に開発実用化した標題のスーパーステンレス鋼について、実際の適用例と適用に際しての留意点を報告する。

<司会 木村化工機(株) 関 紀繁


14:40〜15:20
5. 耐隙間腐食性に優れた低合金チタンSMI-ACE
住友金属工業(株) 幸 英昭
 純チタンは塩化物耐食性に優れるが、高温、高濃度環境では隙間腐食を生ずるため、高価なTi-0.15Pd合金の使用が一般である。そこで、経済的な標記チタン合金を開発したので、その特徴を紹介する。

15:20〜16:00
6. 神戸製鋼グループのプラント機器用新材料・新技術
(株)神戸製鋼所 中山武典 
 各種プラント機器用に耐食性向上の観点から最近開発した銅、アルミニウム、ステンレス、チタンなどの新材料を紹介する。また、食品プラントなどへの適用が期待される抗菌めっき技術なども紹介する。



(協賛)腐食防食協会、日本金属学会、日本鉄鋼協会、日本防錆技術協会、日本非破壊検査協会電気化学会、表面技術協会、日本建築協会、日本化学会、火力原子力発電技術協会、高温学会、日本プラントメンテナンス協会、日本ボイラ協会、ステンレス協会、化学工学会



※日本材料学会腐食防食部門委員会会員以外の方には参加費(10,000円、資料代含む)を戴きます。
【申込先】〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町1-101 
    (社)日本材料学会 TEL:075-761-5321/FAX:075-761-5325/E-mail:jimu@jsms.jp